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黒子は良性腫瘍であり、美容外科的観点を除けば治療の必要はありません。しかし、中には黒子に似た病気で生命に影響するものがあります。黒子との鑑別が必要な病気について解説します。
悪性黒色巣の特徴として、病変が左右非対称で、病変と正常な皮膚との境界が曖昧です。 病変内に色の濃淡があり、病変の大きさが6mm以上です。日本人では特に手のひらや足の裏に多くみられます。稀に黒くない悪性黒色腫もあります。今まであった黒子の色が急に変化した、出血があるなどの症状がみられる場合には注意が必要です。
基底細胞癌とは、悪性黒色腫と同様に皮膚に生じる癌の1つで、表皮の最下層にある基底層や毛包に発生します。高齢の方に多く、顔に生じやすい癌です。日本人の場合には、病変は黒っぽく徐々に大きくなっていくため、黒子と間違われることがあります。
基底細胞癌は、鼻の周囲など顔面にある黒子で、表面が黒くツヤツヤとして光沢がある特徴を示します。基底細胞癌は周りの組織を破壊しながら進行し、放置した場合は骨や筋肉にまで浸潤することがあります。これを防ぐためにも、気になる症状がある場合は早めに受診を検討しましょう。
生まれつきの黒子は先天性色素性母斑と呼ばれ、これも黒子と同様に良性腫瘍です。しかし、通常の黒子とは異なり一定の割合で悪性黒色腫になる可能性があることが知られています。また、大きな先天性色素性母斑ほど悪性黒色腫になる可能性が高いため、人によっては成人までに切除が必要となることがあります。