ワキガの原因についての質問は仙台中央クリニックへ
ワキガの原因について
ワキガ・多汗症は仙台中央クリニックにお任せください
ワキガの原因について教えてください
ワキガは、アポクリン腺やエクリン腺から分泌された物質が、皮膚上で分解され、刺激臭を発する症状です。アポクリン腺やエクリン腺の個数や大きさが各人で違うために、症状の程度も違います。ワキガは常染色体優性遺伝すると考えられており、親から子供に遺伝します。ワキガの人の近くにいるとワキガがうつると誤解している方がおられますが、それは誤りです。仙台中央クリニックでは、正確にワキガの原因を理解してもらうために質問を受け付けております。よくある質問をQ&Aコーナーに掲載させていただきました。
ワキガの原因 Q&A
親がワキガだと子供もワキガになりますか
父親がワキガ体質です。自分は現在ワキガではないと思うのですが、今後自分もワキガになってしまうのではないかと心配です。今後ワキガになる可能性はありますか。ワキガになったらどうしたらよいですか。
片親がワキガの場合、50%の確率で、両親共にワキガの場合は75%の確立で子供に遺伝します。親が腋臭体質である場合、子供に遺伝しますが、必ずしも腋臭になる訳ではありません。現在ワキガでは無いということですが、症状は年齢と共に少しずつ強くなることもあり、ワキガ遺伝子を持っていないとは言い切れません。自分ではワキガかどうか分からないけれども、『耳垢が湿っている』、『服のワキの部分に黄色い汗ジミが付く』、『ワキの下の皮膚の色が少し濃い』などが思い当たる場合は、一度ご相談いただくのが良いかもしれません。ワキガになった場合でも適切に治療すれば治りますのでご心配はいりません。
ワキガの臭いのある人と無い人の違いは何ですか
私はどうもワキガのようです。ワキガの人とワキガでない人の違いはなんなのでしょうか。ワキガでも強いワキガと弱いワキガがあると思うのですが、その違いはありますか。ワキガを治すためにはどのような方法がありますか。
ワキガの臭いは、臭いの元になる分泌物を出すアポクリン腺とエクリン腺の数や大きさによって決まってくると考えられています。アポクリン腺とエクリン腺は誰にでも存在しており、ワキガ体質とワキガでない人が明瞭に分かれているわけではありません。何処からを腋臭と定義するかという定義はありません。臭いの弱い人の集団に入った場合、少しだけ臭いがある人もワキガと判断されてしまうようです。ワキガの臭いには、制汗剤や芳香剤が効果を示す場合があります。しかし強いワキガには効果はほとんどありません。ワキガを治すためには手術療法が最も効果的です。臭いの強い方は、手術を考えることをお勧めしています。
ワキガの臭いは何か意味を持つのですか
ワキガのため困っています。ワキガというのは病気なのですか。それとも体質なのですか。ワキガの臭いにはどういう意味があるのですか。
ワキガは病気ではありません。臭いが強い人もいれば、ほとんど臭いの無い人もいます。ワキガは体質と考えていただいてよいと思います。さて、腋臭の臭いですが、もともとはフェロモンだったと考えられています。動物は種の存続と遺伝子の偏りを防ぐため、自分とは違うにおいに惹かれる本能をもっています。人間が進化を繰り返していた遥か昔には、相手を確認するための手段が臭いであったようです。ワキガの臭いにより子孫を残すために相手を見つけていました。アポクリン腺の存在する部位が性的な部位に集中しているのも、そのためです。人間の進化に伴って、嗅覚が退化することにより、アポクリン腺は減少していきました。その後、性的信号がにおいから見た目へと変わり、元々フェロモンであったアポクリン腺の臭いは、役割を失い、今ではすっかり嫌われものになってしまったと考えられています。
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